はなれ。

[書]が好きです。好きなことや思ったことを書きます。

書のすすめ*~誰でも挑戦できる素敵なものなんです~*

こんにちは、幽霞です。

 

わたしの収入源は全て「書」にまつわるお仕事です。

 

学校の講師として生徒に書道の授業を教えたり

筆耕師として、宛名書きや賞状書きの依頼を承ったり

作品を作って販売したり

 

まだまだ稼げていませんが、書道はずっと続けていきたい、私の大切な「趣味」です。

 

しかし、昨今のデジタル化で、私の大好きな書道文化は衰退の一途をたどっていると言われています。

 

https://www.instagram.com/p/BZGFDZJjNes/

 

今日は、

そもそも書道ってなんなのか?

 

私にとっての書道

 

について、気持ちを整理しながら書いていきたいと思います。

 

注※ここからは私独自の見解です。芸術には様々な捉え方があります。

そして、伝統文化にも様々な受け取り方が存在します。

私もまだまだ勉強中です。

ゆるーくみてね

 

 

そもそも書道とは

 

そもそも、みなさんは書道と聞いて何を思い浮かべますか?

お習字教室でやるやつ?

大きな筆でダイナミックに書くやつ?

お正月に書き初めでやるやつ?

鉛筆?筆?

この段階からいくつかの意見が出てきます。

 

ここからは、私なりに書道を

書写の面芸術の面

 

からお話ししたいと思います。

 

書写的な意味を持つもの

 

小学校や中学校で書写の授業をしたことはありますか?

 

あるいは、近所にあるお習字教室に通ったことがあるかもしれません。

 

 

「書写」=文字を書き写す

「習字」=文字を書き習う

 

これらのものには、「文字を正しく書く」という目的があります。

いきていく上で、誰もが見やすく、そして整った文字を書くということはとても大切です。

 

正しく筆順や字形を学んで、文字を書く場面に合わせて、適切な書き方をすることができる。

 

そういう風になれるよう、学習するのが「書写」だと思います。

 

小学校、中学校では「国語」の教科の中に書写が位置付けられていることからも、書写がどういう特性なのかがわかってもらえるかと思います。

 

 

芸術的な意味を持つもの

 

そして、もう一つ、書道といえばよく言われるものがあります。

「大きい紙に大きい筆で書いたりするんですか?」

「読めないやつですよね?」

 

こういうイメージがある方が思い描いているのが、いわゆる芸術としての書だと思います。

 

 

わかりやすく、教育現場での書についての差異について書くと、

 

小中学校で、正しい日本語を書くために受ける「国語科のかきかたや書写」を学びましたが、高校では「書写」の授業はありません。

 

高校では「芸術選択」として、

・音楽

・美術

・書道

 

三つに強化から一つを選択し、「芸術」の授業を履修する形になります。

 

一緒だと思っている文字の学習でも、科目が「国語」から「芸術」に変化しているのです。

 

高校の書道の授業では、普段の文字を綺麗に書くことだけが目的では無くなります。

 

書にまつわる歴史や、文字の歴史、たくさんの表現を学び、目的や自分の意図に合わせて、様々な道具を使って、文字を用いた作品を制作していきます。

 

芸術的な書とは、

 

書写などで学んだ文字の書き方を基礎に、技術と様々な表現を駆使して文字を書くこと

 

だと私は思います。

 

 

よくテレビで出てくる「書道家」さんの作品でも、読めなかったりよくわからない、ただ雑なだけに見えるものもあるかもしれません。

(たまにほんとによくわからないものありますが。。。)

 

でも、その作品も、歴史の中で書かれていた文字を参考にしていたり、書き手の意図によって表現が加えられているのです。

 

私の思う書道の素敵なところ

 

大きく分けて二つの「書」について書きましたが、私はどちらの書も大好きです。

 

 

手書き文字は、デジタルには感じることのできない「書き手の息吹」が宿ります。

 

読みやすく、美しくかけるということは、絶対に自分の自信になります。

癖があっても、丁寧に書かれた文字はそれはそれは愛らしいものです。

 

直接手から生み出される、まさにハンドメイドが生活の中で無意識に生み出されているのです。

これってすごく素敵なことだと思います。

 

そして、なかなか触れる機会は少ないかもしれませんが、書道には漢字を大胆に書くという技法だけではなく、平仮名や普段の何気ない言葉だって題材になります。

 

筆記具はなんでもいいんです。

 

鉛筆でも、ボールペンでも。筆でもなんでも。

半紙でも、葉書でも、ノートの隅でも。

 

土に文字を書いたって立派な作品です。

 

 

 

書道には長い長い歴史的背景があり、閉鎖的な世界であることは否めません。

 

道具がないから始められない

初心者だから作品なんて作れない

下手って言われたらどうしよう

文字を書いても何も生み出さない

 

そんな意見も悲しいけれど理解は出来ます。

 

 

でも、私は、そんな人たちにこそ、文字を書くことを通して何かを感じ取ってほしいんです。

 

上手い下手なんてないし、自己満足でいいんです。

 

好きな言葉や文字を、好きな筆記具で書いてみませんか?

https://www.instagram.com/p/BbD_m9ln94g/

こんなハガキだっていいんです。

https://www.instagram.com/p/Bjt7sacHVFK/

折り紙の端と、筆ペンと、あとは題材と自分のエッセンスがあれば充分。

 

https://www.instagram.com/p/BSQdwy4jyEh/

 

書は、誰でもどこでも、文字を使って自分を表現できる、素敵なツールなんです。

 

 

今日の夜は、ちょっとペンを持って、自分の気持ちを言葉や文章にしてみませんか?(。☌ᴗ☌。)

 

 

これからもこのブログで書にまつわる素敵なことを発信していきたいと思います。

 

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 minne→準備中。。。